調査ファイル④「エミ」(解決編)

事件編はこちらから→ https://sumifushiun.hatenablog.com/entry/2022/07/24/222841

 〈前回のあらすじ〉

  課外学習の打ち合わせで、けんかになったエミさんとレイナさん。同じ班のミワさ  ん、ルナさんと協力して調査をするんだけど…。

 

 2022年5月2日(月)、課外学習当日——…。

 

アン「さーてと、ついに来ちゃいましたね。課外学習当日が…」

メイ「そだね…」

 現在、電車の発車待ち中。1本目の電車から乗り換えして、今2本目の電車に乗って待ってるとこ。もうクラスのみんなも乗ってるな。っていうか電車出るのが遅いのよ。この電車出るまであと10分も待たされるからね。

アン「まあ、今日ぐらいけんかのこと忘れて、楽しくしてくれたらいいんだけども…。せっかくのお出かけなんだし」

メイ「うん…。!、あれ、そういえば、なんか変わった格好してるね、アン」

アン「ん?」

メイ「ほら、なんかヘルメットしてるし、膝と腕になんか付けてるし、靴もなんか、いつものとちがうよ?」

 あー、この人、靴とかまで見てんだ。(冒頭の絵を見てくれたら…)

アン「ああ、これね。この靴ね、つま先部分にボタンがあってね。それを押したら、」

 ピッ、カシャンッ。

メイ「わっ、すごい!タイヤ出てきた…」

アン「ローラースケートになるのよ」

メイ「ローラースケート?なんでそんなの…」

アン「今日は外での授業だから。なんかあったとき用に履いてきた」

 一応結構なスピードが出せるから、もしかしたらなんかの役に立つかも。

アン「まあ、こんなの使うようなめんどくさい事件には、関わりたくないけどね」

メイ「あー、まぁね…」

 

ミワ「レイナちゃん遅いね」

 

 !

ルナ「ま、出るまで10分もあるし、ゆっくり探してんじゃないの?」

 レイナさん、どっか行ってるのか…?

アン「レイナさん、どしたの?さっきまで一緒だったよね」

ミワ「ああ、なんか、落とし物したから、探してくるってさ」

メイ「お、落とし物?」

エミ「なんか、さっき乗り換えのときに、その道中で落としたと思うから、通ったとこ探してくるって…」

ルナ「ま、この電車出るまでに来るでしょ。これ逃したら遅刻で置いてかれるし」

 落とし物…。探しに…。

メイ「…、仲直りした?」

エミ「…まだ……」

ミワ「戻ってきたらしなよ」

ルナ「そうそう」

 ………、

 

 !!

———————————————————————————————————————

———課外学習のとき、もっかい謝ってみよ!ね!————————————————

———……………。———……、…うん。そうだよね。………やってみる。————————

———————————————————————————————————————

 

 ♥→♡

 

アン「いや、このまま待ってても、あの人は乗ってこないよ」

エミ、ミワ、ルナ「え…」

アン「エミさんに謝るのが怖いから、逃げたんだ。メイちゃん、レイナさんに『謝ってみよ!』って言ったとき、彼女が返事するまでの間が長かったって言ってたよね。あれは、迷ってたからなんだよ。本当に謝れるか」

 なにか引っかかる気がしてたのは、これだったんだ。昔、オレは注射が嫌で逃げようとしたことがあるけど、多分そんな感じのだって気がする。

ミワ「え、でも待って、そんなことして、あとでどうするの?」

 ざわざわ…。なんだなんだ?

アン「逃げるほど嫌なときに、後のことなんて考えないよ。おそらくレイナさんは、この乗り換えした駅のどこかに隠れてるか、改札を出て駅の外にいるか。発車まで、あと10分くらいあるから、オレ、その間にレイナさんを見つけて、ここに連れてくる!」

 逃げたとしたら、時間内にレイナさんを見つけてここに連れてくれば、エミさんと話す状況を作れる。そうすれば、まだ真実はつかめる!

ミワ「で、でも、まだ逃げたって決まったわけじゃ…」

アン「電車が出るまでには戻ってくるから!じゃあ、キミたちはレイナさんに連絡してみて!オレはギリギリまで探すから、じゃあ…、」

 

エミ「待って住伏くん、わたしも行く!」

 

 !

メイ「エミちゃん…」

 んー、まったくもう、面倒なこと言い出して…!

アン「ダメ!もし電車に乗り遅れたら、置いてかれて課外学習に参加できなくなるんだから!すぐつかまえてくるから、キミはここで待ってな」

エミ「いやだ!!」

 …っ。

エミ「もともとわたしのせいだし…っ!もしも、レイナちゃんが来なかったら……!!」

アン「ん———、そんなこと言ってもねぇ……」

ミワ「それなら、うちも手伝う!」

ルナ「うん!うちも!」

アン「ちょっとキミたちまでなにややこしいこと、」

ミワ「それと、班の男子たちも手伝うから。みんなで探そう!」

キョウ、セイ、シュウ「え…?(オレらも…?)」

アン「だーかーら!もし乗り遅れたら責任取れないから、」

 

ミワ「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

 

 うっ…。

ミワ「これって、班みんなの事件なんだから!!みんなで協力しなきゃダメでしょ!」

 ———、

ミワ「わたしたちにも協力させて」

 —————…。

アン「んー、…しょーがねーなー…。発車1分前には、ここにもどってくるのよ…?」

エミ、ミワ、ルナ「うん!」

アン「じゃあ、男子たちも、手伝って」

キョウ、セイ、シュウ「あ、うん(マジか…)」

 まったく、めんどくさい子たちだこと…。まあ、そんなに時間ないし、連れてくしかないか。一応見つけやすくもなるだろうし。

アン「じゃあ、メイちゃんは、レイナさんに連絡しといて。つながるかもだから。なんかあったら電話して」

メイ「うん!」

アン「よし、じゃあ、探しに行くわよ、班のみんな」

エミ「うん!」 ミワ「急ごう!」 ルナ「うん」 キョウ「了解!」 シュウ「まあ、しょーがねぇか…」 セイ「…ああ」

 結局うちの班全員で探しに行くことに…。おおごとにしちゃったなー…。ま、でも、こうなったら、逃げだしたレイナさんを電車が出るまでに連れ戻すしかねぇ。急がなきゃ!

 

 駅、改札前——…。

 

アン「電車乗ったとき、レイナさんはエミさんたちと一緒にいたから、彼女はまだこの近くにいるはずだよ。ミワさんとルナさんは駅の中、キョウ、セイ、シュウは駅の北側、オレとエミさんは駅の南側を分かれて探そう。電車が発車する2分前には、ここにもどってくること。他の人は待たずに乗ってていいから。じゃ、そういう感じで。急ぐよ!」

班のみんな「うん!」

 

 こうして、レイナさんを探し始めたうちら。

アン「じゃあ、オレはあっちから探すから、エミさんは逆側から」

エミ「うん…」

アン「ちょっと、しっかりしなさいよ。探すって言いだしたのキミでしょ?」

エミ「うーん…、でも、もし見つからなかったら……」

アン「見つけるの!探さないと、真実はつかめないんだからっ。じゃ、向こうから、頼んだよ!」

 ローラースケート起動、出発!

アン「にしても、ローラースケート履いてきてよかったな…。こんな広いとこ、普通に探すんじゃ大変だから」

 時間はあんまりないけど、見つけないと!

 急げ、急げ…。

 

 電車発車5分前——…。

 

 まだ見つかんない…。

アン「あと5分か。そろそろ駅に戻らないとやばいな…」

 プルルルルルル…、

アン「!、クラスのグループ通話。ミワさんから…」

 グループ通話っていうのは、グループ内の複数人で同時に通話できる機能。うちのクラスはみんなグループに入ってるから、みんなで一斉に通話ができるんだ。

アン「みんな参加してるな…。もしもし?」

ミワ「あ…、みんな…聞こえる……?こちら…望波…と……、」

ルナ「…、果苗…だよ……。聞こえる…?」

 !、ミワさんとルナさん。息が切れてる?走ってるのかな…。

エミ「うん、聞こえるよ!」 キョウ「はい、聞こえますよ!」 メイ「聞こえるよ、どしたの?」

ミワ「見つけた、レイナちゃん…!駅の中に隠れてた……」

 !

アン「ほんと!?」

ルナ「うん…!見つけたんだけど…、逃げられちゃってて…、今…、ミワと二人で…、追いかけてる…!」

アン「それで、場所は?」

ミワ「えっと…、」

エミ「え、どこどこ!?」 シュウ「どこにいんの!?」 メイ「え、見つけたの!?」

 わ——、わ——!!

アン「あ——うるさいなみんな!!ちょっと静かにしな!」

ミワ「えっと…、駅前の、でかい広場…!そこで、追いかけっこしてる…!」

アン「わかった!班のみんな、駅前の広場に向かって!」

班のみんな「わかった!」

ミワ「はぁ…はぁ…やばい、めっちゃ速い…」

ルナ「ちょっと…追いつけない…」

アン「ちょ、ちょっと、大丈夫!?」

 ブチッ。

アン「あれ…、通話が……、やべ、充電するの忘れてた…!」

 これじゃ電話ができない…。…、とにかく、駅前の広場に急がないと!

 

 電車発車3分前、駅前広場——…。

 

アン「えっと、駅前の広場には着いたけど、どこだ…?」

 まずレイナさんを見つけるか、ミワさん、ルナさんと合流できれば…。

アン「!、そうだ、あそこの橋の上からなら…」

 橋を上って…、

アン「こっからなら、広場をよーく見渡せる…!どこだ…、どこだ……、あっ!」

 見つけた!

アン「レイナさん!エミさん!ルナさん!」

 !

レイナ「…っ、住伏くん…!」

アン「あと3分くらいある。電車乗って、課外学習行くよ!」

レイナ「……、!!」

 ダッ!

アン「!、また逃げた!」

ミワ「——っ…、ごめん…住伏くん…、うちらもうバテバテ…」

アン「問題ないよ。あとは任せて」

 とは言ったものの…、あれだけ逃げ足が速いと、いちいち橋を下りて回り込んでたら、逃げ切られちゃう…。くっそ、こうなったら…、

アン「逃がすかよ!」

 

 ピョン!

 

レイナ「え…!?」

 

 橋の上から、直接下りるっきゃねぇ!

 

ミワ「と…とんだ!?」

ルナ「うそ……」

 これなら、階段から回り込む必要がないから、距離を詰めれる。さらに、レイナさんはびっくりする反応によって、動きが遅れる。これなら、ローラースケートを使えば十分に…、

アン「追いついたよ!」

レイナ「……、もう!!」

 ダッ!

アン「あ、待て!」

 なにがなんでも逃げる気か…!

レイナ「——、なんなの!?キミ…!!」

アン「なんなのって…、なんなの!?」

レイナ「こんなことでいちいちつけ回してきて…いったいなんなのよ!!」

アン「真実をつかみたいの!!」

レイナ「だからなんなのその真実って…!!」

 ガシッ。

レイナ「!?」

ルナ「や…やっと…追いついた……!」

アン「はぁ…はぁ…、ナーイス、ルナさん…!」

ミワ「ナイスナイスー…!」

 やっと捕まえれた…!!計算通りのはさみうちだね。

シュウ「住伏くーん!」

キョウ「見つかったのかい?」

セイ「みたいだな」

 おー、班の男子たち…!

メイ「え、アン、そこにいるの?」(グループ通話、キョウの携帯から)

アン「ああ、メイちゃん、クラスのみんな、見つけたよ、レイナさん」

 

エミ「れ…レイナちゃん…!はぁ…はぁ…、——」

 おー、エミさんも来た…。これで、班全員揃ったね…。ルナさんがつかんだ手ぇ離さないから、レイナさんも逃げない。今、グループ通話を通してクラスのみんなにも会話が聞こえるようになってる。これで、クラスのみんなにも真実をつかんでもらえる。

 ………。

エミ「レイナちゃん……。………、ごめん。あんなこと言って」

 ——まあ、でも、正直なんでもいいよね笑

 ——えー、でも、班長なんて正直名前だけの仕事じゃん笑

エミ「あのあと、レイナちゃんが怒って…、それで、わたしすぐに、謝らなきゃって思ったの。思ったけど……!素直になれなくて…。それで、今日まで来ちゃって…、そしたら住伏くんが、レイナちゃんが逃げたって言うから…、なんか…それですごく怖くなってきちゃって……。レイナちゃんが来なかったら、わたしのせいだと思って……。だから…!すっごく探したんだよ、わたし……!!レイナちゃんが来なかったらどうしようって思ってさ…!!ほんと、探したんだよ……!!」

レイナ「—、エミちゃん…」

アン「……、それで?レイナさんは、なんで逃げたのよ」

レイナ「それは…あんだけ言ったら…、謝っても許してくれないと思って……。そしたら、一緒にいるだけで怖くなっちゃって…。エミちゃんがなに考えてるかわかんなくなって…、それで、わけわかんなくなって、とにかく逃げたくなって……、…だからだよ」

 ………。

 

ミワ「…、レイナちゃん、電車乗るよ」

レイナ「!」

ルナ「課外学習行くよ!」

エミ「そうだよ、レイナちゃん!行こうよ!!」

レイナ「……、…うん」

 よし、やっとまとまった…!

メイ「みんな!あと1分で発車時刻だよ!!」

 あと1分…、間に合うかな…。とりあえず…、

アン「キミたちは先に乗ってて!」

ミワ「住伏くんは…?」

アン「エミさんがバテてるから、ちょっと遅れてく。電車には間に合うから!」

ミワ「わかった!急いでね!」

アン「うん!」

 レイナさんを探して走り回ったので、エミさんがバテてんだ。他の人たちには先に行っててもらって…、

エミ「…や…やばい…、バテてきた…」

レイナ「エミちゃん、手貸して!」

エミ「あ………、うん!」

 この二人を電車に乗せないと…。

アン「急ぐよ!」

レイナ「う…うん!」

 

 ♫~、

メイ「もう出るよ!早く!!」

 やばい、発車のアナウンス始まってる…!

アン「この階段上ったら、すぐ右の電車に乗るんだ!急いで!」

レイナ「うん!…エミちゃん、大丈夫…?」

エミ「う…、うん…、大丈夫…!急ごう…!」

 

 ♫~。

アン「やばい、ドア閉まっちゃう!」

メイ「アン!」

ミワ、ルナ「住伏くん!!」

 ホームに出た!電車に乗ったみんなの姿を目の前にとらえたけど、あの二人はまだ階段を上ってるとこ。ここまで来たってのに…!

アン「このままじゃ間に合わねぇか…!だったら…、」

 電車のドアってのは、人が安全を確認してから閉めるようになってる。だから…、

 プシュ——…、

メイ「やばい、間に合わない…!」

 

アン「——!、うわ」

 電車とホームをまたぐように転んだ場合…、

 

 ガコンッ。

 

メイ「!、アン!?」

 こうやって、開くようになってんだ。

レイナ「!!、住伏くん!!」

エミ「え…!?」

アン「さ、今のうちに乗って、二人とも!」

レイナ「あ…、うん!」

エミ「——!」

 よし、乗った!

アン「じゃ、オレも…っと」

 プシュ——…、ガコン。

 

 ………。

 ふ———っ…、

アン「なんとか全員間に合ったぜ(汗)…」

 ………、

みんな「お——————————!!」

 パチパチパチパチパチ…。

 すげー、間に合ったー!ナイスー!やば、超ギリギリじゃん!

アン「まったく、関心してる場合じゃないでしょ、これ…」

 そして、走り出した電車。ちゃんとみんな乗ることができました。

エミ「はぁ…はぁ…よ…よかったよ、レイナちゃんが、ちゃんと乗れて…」

ミワ「もう勝手に逃げたりしないでよ…!なんでも言ってよ…?ね?」

ルナ「もう、探すの大変だったんだから…」

レイナ「——……、うん…、ごめんね。ありがと」

シュウ「よーし、それじゃ、課外学習へ、ゴー!」

ミワ「おお、のるねぇ…」

エミ、ルナ「うんうん!レッツゴーレッツゴー!」

 わいわい…。

 

アン「ふー、真実つかめたみたいね…」

 今回の事件はつかれたね…。

メイ「めちゃくちゃするね笑、わざとこけたんでしょ、あれ?」

アン「ああ、電車乗るとき?まあ、そだけど…」

 ウケてないで「なにやってんだ」って言ってくれないと…。やっといて言うのもあれだけど、迷惑行為だからね…。ドア開けさせるためにわざとこけるなんて。

メイ「そういえば、アン。さっき、電話の向こうでなにしてたの?」

 ん?

メイ「ほら、ミワちゃんとルナちゃんが、なんかびっくりしてる感じだったよ?『とんだ!?』とか言ってたような…」

 ああ、あの橋の上から階段なしで下りたやつね。

アン「ああ、あれね。ま、簡単に説明すると…、」

 かくかくしかじか…。

メイ、エミ「……、え—————!?」

メイ「えっと…、階段から回り込んでる時間がないから、直接橋の上から広場に下りたの…?」

アン「そだけど」

エミ「け、けがとかしなかったの…?」

アン「まあ、普通の人がやったらけがするだろうけど、オレは鍛えてるから」

 まあ、普通の人がやったらけがするだろうけど。

レイナ「びっくりしたんだよ、いきなりとんでくるんだから…」

ミワ「そうそう!マジでびっくりした…」

アン「だって時間的に、そうしなきゃ電車に間に合わなかったんだもん。文句言うんだったら最初からけんかなんかしないでよ」

レイナ「だって、そんなことすると思わないし…。あと、あれ。靴になんか付いてる…」

アン「ああ、ローラースケート。一応腕前はプロ以上でね。今日は外での授業ってことで履いてきてたのよ。ああいうときに真実を逃さないようにね」

シュウ「でもそれ、タイヤ出し入れできるってすごいよな…。結構高かったんじゃない?」

アン「ま、そこそこ。でも、結構なスピード出るよ」

 もっとも、こんな早うに使うとは、オレも思わなかったけど。真実をつかむのには、身体能力も求められるんだよ。

 

アン「そういえば、よかったわね、キミ。レイナさんとエミさん、ちゃーんと謝ってくれて」

メイ「え?」

アン「ほら、謝って、仲直りしてほしいって言ってたでしょ」

 ——だから、レイナちゃんとエミちゃんには、わたしみたいになってほしくないなって思って…。意地張ったり、怖かったりするのわかるけど、ちゃんと謝って、仲直りしてほしいなって思ってさ……。

レイナ「ありがとね、メイちゃん」

メイ「ん?」

レイナ「ちゃんと謝ったら忘れないって、ほんとだったんだね。わたし、エミちゃんたちのこと、もう忘れないと思うからさ」

 ——ちゃんと謝ったら、多分ダメだったとしても忘れないと思うから。

レイナ「ありがとね♪」

メイ「ああ、……、うん。よかったよ♪」

 なかなかやるねぇ、この人も。こんな方法で真実に近づけるとは…。

エミ「それから、住伏くんも、ありがとね♫」

アン「ああ、礼には及ばない。仕事だから」

 

 けど、その代わり……、もう真実から逃げないようにしなさいよ?